男子決勝は、聖隷クリストファーが浜松修学舎を2-0で下し2年連続17度目の優勝を飾った。

女子決勝は、富士見が三島南を2-0で破り5連覇を達成。両校は県新人大会(2月)に続いて県2冠に輝き、実力差を見せつけた。今夏の全国高校総体(北海道)出場権を獲得。男女1~3位が東海総体(17~18日、浜松市・サーラグリーンアリーナ)に出場する。【山口昌久】

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富士見の新戦力が存在感を見せつけた。OH福元さやか(1年)が決勝の舞台で躍動。チーム最多の13得点を挙げ、アタック決定率では両チーム最高の61%をマーク。ケガの影響で出場を回避したエースOH渡辺実羽香主将(3年)の穴を埋め、12度目の全国切符をたぐり寄せた。「緊張したけど思い切ってプレーできた。結果を出せてうれしい」と、安堵(あんど)の表情を浮かべた。甲斐健悟監督(39)は「強気で責任感が強い。もっとやれる選手」と、入学2カ月のルーキーを評価した。

ベンチから声援を送った渡辺主将は「勝ち切れて安心した。全国総体ではチームの力になりたい。目標はベスト8」と意欲を示した。今年1月の全日本高校選手権(春高バレー)のコロナ禍による出場辞退にも触れ「先輩たちの悔しい涙を今年はうれし涙に変えてみせる」と誓った。