卓球女子で5月に現役を引退した石川佳純さん(30)が10日、12年ロンドン五輪(オリンピック)で団体銀メダルを獲得した平野早矢香さん(38)とのダブルスを“復活”させた。

東京・千代田区立お茶の水小学校で、日本卓球株式会社(ニッタク)主催の「遊ぼう! 学ぼう! 卓球チャレンジ」に参加。小学5~6年生にフォアハンド、バックハンドを教えて交流した後は、平野さんとダブルスを組んで実演した。石川さんは「あれ(ロンドン五輪)から11年たったのかと思うと、時の流れを感じます」とほほえみ、平野さんは「足を引っ張りすぎました」と笑わせた。

この日は何事にもチャレンジすることの大切さを、現役トップ選手とともに次世代の子どもたちに伝えた。児童から現役生活をねぎらう花束を受け取った石川さんは「どんどんチャレンジしてほしい。よく食べて、よく寝て、よく勉強して、素晴らしい大人になってください」とエールを送った。【松本航】