5月の世界選手権(南アフリカ・ダーバン)女子シングルスで銅メダルを獲得した早田ひな(日本生命)が、15歳の張本美和(木下アカデミー)をストレートで下し、準々決勝に進出した。7日は23歳の誕生日。日本人対決を制し、バースデー勝利をつかんだ。

第1ゲーム(G)はボールを台上へ返しきれず、7-10とゲームポイントを握られた。ここから早田が粘りを見せる。間合いも使いながら、台上奥へコントロールし、相手のミスを誘発。5連続ポイントで、第1Gを12-10で奪取した。

第2Gも競る展開となったが、ゲーム終盤でボールを左右に振り、攻撃の多彩さで上回った。このゲームを11-6で奪うと、第3Gも11-4と寄せつけなかった。

準々決勝では、2日に平野美宇(23=木下グループ)が撃破した世界ランク1位の孫穎莎-何卓佳(ともに中国)の勝者と対戦する。孫とは過去6度対戦し、全て敗れている。

早田は24年パリオリンピック(五輪)の選考レースを独走中。497・5点を保持しており、2位の平野に185・5点差をつけている。