12年ロンドンオリンピック(五輪)でメダル3個を獲得した鈴木聡美(32=ミキハウス)が、日本人では初めて進んだ女子50メートル平泳ぎの決勝で、30秒44の7位入賞となった。

「ボンバー聡美」の応援フラッグも振られる中、笑顔で入場した。8レーンから力強い泳ぎで、今大会6レース目を終えた。「記録があげられなかったのが一番悔しいところではあるんですけど、非常に良い緊張感の中で泳げた。競技人生の中で一番良い経験、来年(パリ五輪)へ向けては課題が見つかった。全レースで記録を超えたい。向上意欲わくレースができた」と充実した表情で振り返った。

29日の予選では自己ベストを更新する30秒29を記録し、準決勝では全体8位通過した。地元福岡での大会で大声援を受け、「楽しかったです」と喜びを全身で表した。

100メートル平泳ぎでは14年ぶりに自己記録を更新し、8位にも入った。100メートルに続く決勝進出に、「欲張りすぎず、世界の強豪たちと一緒に泳げる楽しさを味わいたいなと思う」と見据えていた。

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