今年3月の世界ジュニア選手権で優勝した島田麻央(14=木下アカデミー)が、合計192・05点で優勝した。

新プログラム「Benedictus」のテーマは神への祈り。大人の女性を演じたショートプログラム(SP)とは打って変わって、優雅な演技を披露。序盤に盛り込んだ3回転半(トリプルアクセル)と4回転トーループにはミスが出たが、その後は立て直し、世界ジュニア女王の貫禄を見せつけた。

ジャンプには悔しい部分もあったが、大会を通して自信もついた。

「ジャンプを失敗しても、他は大きなミスはなかった。(失敗を)引きずらないいい練習になったと思う」

練習では、3回転半の手応えもつかみつつある。

「カーブを緩くしたことで安定してきました。毎回同じように跳べるようになってきたと思う」とした。

ジャンプの手応えを自信に、目標の世界ジュニア(24年2月26日~3月3日、台湾・台北)2連覇と冬季ユースオリンピック(24年1月19日~2月2日、韓国・江原)出場を目指して今季を突き進む。