2大会連続の五輪出場を目指す男子日本代表(世界ランキング5位)が、「魔の第3セット」を克服し2勝目を挙げた。チュニジア(同20位)に3-0でストレート勝ち。前戦でエジプトに屈した鬱憤(うっぷん)を晴らす快勝をみせた。チームは2勝1敗の勝ち点6で4位。8チーム中2位まで得る五輪切符の獲得ラインは6勝1敗。大会後半には、この日トルコを下し3連勝とした同2位米国など強豪国戦が控える。負けられない戦いが続く。

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セッター関田誠大(29=ジェイテクト)が自らの力を信じるトスワークでストレート勝ちに導いた。

「弱気になっていた部分があった」。16年から日の丸を背負う司令塔は、開幕からの2戦で自信を失いかけた。エジプト戦は最終セットでスタートを託されず「身近な人や何人かの選手と話してちょっとずつポジティブになれた」と視線を上げた。

この日はMBの速攻など中央からの攻撃を積極的に使い、ゲームメーク。報道陣から普段通りのプレーに見えたと印象を聞くと「じゃあ、そうだと思います」と笑顔がのぞいた。

【バレー】日本男子がチュニジアにストレート勝ち! 2勝1敗に/ライブ速報詳細