1試合を残して2大会連続五輪出場を決めた男子日本代表(世界ランキング4位)は、最終戦で同じく五輪出場を決めている全勝の米国(同2位)と対戦。2-3で逆転負けした。

歓喜の涙から一夜明け、スタメンをガラリと入れ替えた日本は、アウトサイドヒッターの大塚達宣(22=パナソニック)が、27得点のオポジット宮浦健人(24=パリ)に次ぐ17得点をマークした。

第1セット(S)を落とした後の第2S、7-10とリードされた場面で強烈なバックアタックを決めると、12-13からフェイント、13-14からは自らレシーブで拾ってスパイクも決めて、勝負どころで得点を決めて、このセットを奪い返す原動力になった。

今大会の登録メンバーは14人だが、出場を決めたパリ・オリンピック(五輪)は12人。試合後、大塚は「もうパリ五輪のメンバーに残るためのサバイバルっていうか、今日は特に今までリザーブのメンバーがスタートだったので、本当にポジション争いだと思って、自分のできることを今、全部出してどんどんアピールしようと思っていました。自信を持ってやれた部分はたくさんあった」と、敗戦にも手応えをつかんでいた。