前夜1試合を残して2大会連続の五輪出場を決めたプール2位の日本(世界ランキング4位)が首位通過を逃した。同じく来夏パリ切符を獲得している全勝の首位米国(同2位)と最終日に対戦し、善戦したものの、フルセットの末に2-3で逆転負けして大会を終えた。

歓喜から一夜明け、スタメンを総入れ替えした。アウトサイドヒッター高橋藍(22=モンツァ)もベンチスタートとなった。第1セットにリリーフサーバーで登場すると、会場が大歓声に包まれた。

試合後の会見で五輪切符獲得に改めて喜びを示した。「五輪の切符を獲得するところまで目標に掲げていたので僕自身、満足しています」。

視線は1年後のパリに向いている。「次はパリ五輪に照準を向けて合わせていくことが重要」と引き締めた。気持ちを切り替え、「今シーズンまた多くの選手が強くなって、日本代表に戻ってこられるように頑張りたいと思います」と力を込めた。