日本バスケットボール協会の男子代表強化検討委員会は12日、都内で会見を開き、選手が日本代表活動を辞退した場合、理由の正当性にかかわらず、期間中の所属先での公式戦出場を認めないとする新規定を発表した。正当な理由がない場合はさらに最大3試合の出場停止を科す。

東京オリンピック(五輪)代表の田中大貴(32=SR渋谷)ら代表引退を表明している選手でも同様の処分を下すという。Bリーグチェアマンの島田慎二委員長(52)は「基本的にはそういう概念はないというスタンスでいこうと思っています。本来の規約通り、ヘッドコーチが招集が必要だと声がかかっている選手は、Bリーグの選手であれば基本的に拒否権はないよということを明確にしました」と説明。続けて「そういうことを言う(代表引退を表明する)選手はいますが、それを言ったとしても、基本的には(代表活動へ)来なければいけませんし、こういった罰則が提供される流れになります」と話した。

これは活動参加への強制力を高め、ベストメンバーを編成する狙いがある。対象はBリーグの選手や大学生、高校生ら日本協会に登録する選手で、米プロNBA選手らは含まれない。アンダーカテゴリーには適用しない。