日本バスケットボール協会の男子代表強化検討委員会が、代表引退を認めない方針を示したことを受け、女子で21年東京オリンピック(五輪)銀メダルの馬瓜エブリン(28=デンソー)がX(旧ツイッター)に超長文の私見を投稿した。

「こちらの問題に対して、1年間お休みをいただいた者として、もうひと声」と切り出すと、今夏の男子ワールドカップ(W杯)でテレビ解説も務めた人気者は、次のようにつづった(以下、原文まま)。

1年お休みをした理由は、完全に『燃え尽きた』わけではなく本当にさまざまな理由はありましたが、ちょっと『1年通して』プレーするってきついなと感じて休みが必要だったのは事実。

<1>今回の発表で、協会としては『代表をさらに強化して世界と戦っていこう!これからの世代のためにも!だから、男子、女子の選手のみなさん!チームのみなさん!協力してください!』

そのために待遇もちゃんと改善します!

→これは、本当にわかる。間違いなくやっていかなきゃいけないので、大賛成。なんなら待遇改善してもらえるのは、大変ありがたい! ルールも今まで曖昧なのはあったけど、ちゃんと整備しないとってのもわかる。

ただ、<2>【男女日本代表への招集を辞退した選手に対して、理由の正当性の有無にかかわらず、代表活動期間中の所属クラブでの公式戦出場を認めないことを発表した。正当な理由がなく辞退した選手には、さらに3試合の出場停止処分を科す。】

→この発表の中で『正当な理由があったとしても、代表期間中はクラブの試合は出れない』というところが結構つらい。

辞退を考える理由は選手ごとにたくさんあるけど、

1.ケガ

これは正当な理由で、そもそも自チームの試合に出れない。まだわかりやすい。

けど、

2.メンタル

これがたぶん1番難しくて、普段チームでプレーはしているものの、(アスリートも生きていかなきゃならんので…)どーにもこーにも代表に参加するところまで心がついていかない。という事は絶対ある。仕事にモチベーション関係ないというのはよく聞くけど、やっぱり心ここに在らずでプレーするとケガの可能性もめちゃくちゃ上がる。

この2.だった場合にいったいどう対応するんだろというのはずっと疑問でしかなかった。

自身の経験として、夏休みに入る前のリーグ戦中に実は代表にお声がけをいただきましたが、当時は心のバッテリー3%ぐらいで、もう一絞りもできないぐらいだったので、難しいと伝えたところ、時間をとって話す事に。しかしそれでも断る事はできないという回答をもらった次の日の試合中に、ケガをしてプレーができない状態だったので、結局代表にも参加できずというエピソードがあります。

結局はケガであったものの、それぐらい1年を通して試合をするというのは心身共にエネルギーが必要な事で、もちろんコーチに声をかけてもらえるのは光栄な事だけど、選手にも想いはあるから、自分がこの気持ちなら迷惑かけてしまう、自分がいつまでもこのポジションにいて大丈夫なのかって考えてしまう。

だから、代表引退という方もいれば、引退宣言になったり、夏休みと題してリセットする時間が切実に必要だったり、あらゆるやり方で自分の立場を表明していくのだけども。

このメンタルの部分ってまず、『正当な理由であると判断されるのか、ないと判断するのか?』

その後、メンタルって正当な理由だよね!となっても、『正当な理由であってもクラブの公式戦出られない』という措置が果たして妥当ななのかどうか?

ここの部分もう少し配慮してくれたらなとは思うんだけど、どうなんだろう?

他の競技も招集があった際には基本的に参加しなければいけないのは、知ってはいるものの、ここの判断がどうなっているのか詳しく教えてほしいとこでもある。

おそらく、協会としてはその判断が難しいのと、1.ケガを理由に全然出る事はできるけど、自チームのために休むという事の違いを判断するのが難しいため、正当な理由があってもクラブの試合は出させないよ!としてるんだと思うけど。

そして、きついと伝えている選手をコーチは無理矢理選ばないでしょ、とみなさん考えるかもしれませんが、そんな事ないです。

実際には、自分と同じタイミングで難しいといくら伝えていても最終的には意気消沈しながらも、いろんなものに耐えて参加した選手もいます。

お休みを取る際にも発信しましたが、それでもきつい中参加してる人選手がいるのに、、という意見が出てきます。ただ、いろんな特性を持つ人が代表の中にも集まっているという事は忘れてほしくないなと。

ぶっ通しで動き続けられる、本当に尊敬しかない人もいます。一方でタイミング的に、『今』ではなかった人もいます。

そういう意味でも、

『正当な理由であってもクラブの公式戦出られない』という部分に関しては少し、配慮してもらえると嬉しいなと。

(別投稿で続けて)

なんかメンタルってワード出すと、まだまだみんなアレルギー的な感じになるので、表現とか使い方が難しいのだけど、、

代表は憧れの場所である事は間違いなくて、意欲ある選手もたくさんいるので、どんどん価値を高めていくというのは嬉しい!

ただちょっと休みや調整が必要な選手がいる事は間違いなくて、そうなった時に一概にこのルールを適応するのか?等、細かいところをもう少し聞きたいなと。

ルール、ペナルティで固められるのは少し違うのかなと、思った1年夏休み取った者からの意見でした。

連投の最後は「そこにはアツすぎるエブリンが、、 長々と失礼しました」と締めくくった。

日本協会の男子代表強化検討委員会は12日、都内で会見し、国内でプレーする選手が代表活動を辞退した場合、理由に関係なく、期間中の所属先での公式戦出場を認めないとする方針を発表。さらに、Bリーグチェアマンの島田慎二委員長が“代表引退”宣言の選手についても「基本的にはそういう概念はないというスタンス」と説明していた。