10年バンクーバー五輪代表の織田信成(36=大阪スケート倶楽部)が、10年ぶりの出場を目指した全日本選手権(12月20~24日、長野)への道が断たれていたことが判明した。

SP7位だった織田は、フリーで4回転トーループを2本着氷させて155・45点。合計216・75点で逆転優勝を飾った。今大会は同選手権の予選を兼ねており、6位までが出場圏内だった。しかし織田は、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)に義務付けられた、大会6カ月前までの届け出と競技外検査を履行できていなかったため、出場することはできない。

織田は「非常に残念。最近まで周りの人たちが模索してくれてた。この大会前に、もう絶対出られないと分かってはいたんですけど…」と涙。出場資格がないと知ったショックを「一番の目標にしていたので。精神的にもだいぶきて、練習に行けないなという気持ちになってしまったのが2、3日あった」と振り返った。

JADAによると、織田は来年1月の冬季国体(北海道)には出場可能。「次の国体に出られるように今シーズン、練習したい」。新しい目標に進むことを誓った。【竹本穂乃加】

▽男子7位の本田ルーカス剛史(繰り上げで全日本切符) せっかくいただけたチャンスなので、最後までしっかり頑張りたい。