宇都宮ブレックスが「ビッグマン」の3ポイント(P)シュートで群馬クレインサンダーズを一蹴した。
ゲーム開始39秒、アイザック・フォトゥの一投が合図だった。竹内公輔、グラント・ジェレットら、2メートルを超える大男たちが、外からシュートを次々と決める。第1クオータ(Q)だけで、ビッグマンたちが合計4本の3Pシュートを成功させ、開幕2連戦2連敗の雪辱を狙った群馬の意気をくじいた。
「オールスターブレークを挟んでの試合だったから、立ち上がりを心配していたなか、ビッグマンたちが恐れずに3Pを打ってくれた。それが大きな収穫」
佐々宜央(さっさ・のりお)ヘッドコーチが振り返る。フォトゥ、竹内、ジェレットがそれぞれ2本ずつ、チームでも15本の3Pシュートを成功させ、群馬の水野ヘッドコーチを「宇都宮さんはやりたいバスケができて、うちはできなかった」と嘆かせた。
フォトゥは「僕たちがペイントアタックすると、群馬のディフェンスは中に集まって、外が空く傾向にあった。狙うところはしっかり狙っていこうと思っていた」と話した。
リーグ戦は5連勝、天皇杯準々決勝を含めると公式戦6連勝。折り返しの30試合の節目を前にして、チームの総合力はさらに増している。一方で、ゲーム後の佐々ヘッドコーチは怒っていた。第4Q終盤、相手選手のラフなプレーで、村岸航がコートに倒れ込むシーンがあったからだ。
「ハードにプレーするのと荒れるのは違う。あまり気持ちの良くない終わり方だった」。東地区首位のアルバルク東京を2ゲーム差で追うなか、不慮の事態だけは避けたい。今週末は西地区首位の琉球との2連戦。再び気を引き締めて、ライバルを追撃する。【沢田啓太郎】


