レジェンド葛西紀明(51=土屋ホーム)が日本人最高の9位に入り、4季ぶりのW杯出場記録更新に大きく前進した。

1回目は118メートルで19位も、2回目に126・5メートルを飛び、2回目だけなら3位の飛躍で大きくジャンプアップ。W杯札幌大会(2月17、18日)の開催国枠で出場に必要なコンチネンタル杯ポイントを29点加算し、こちらも日本人首位に躍り出た。

この日獲得したポイントと、21日のSTV杯、コンチネンタル杯の計3試合で争われるW杯札幌大会の予選出場権の獲得へ、ベテランが一気に優位に立った。葛西は「久々(約1年ぶり)の国際大会で緊張したが、まずまずのジャンプができた。明日は高校1年生の時に勝った思い出の大会なので優勝したい」と、さらなる高みを見据えた。