イリア・マリニン(19)が2連覇を飾った。ショートプログラム(SP)で国際スケート連盟(ISU)非公認ながら今季最高の108・57点で首位発進。迎えたフリーも185・78点の1位、合計294・35点で完全優勝を果たした。

冒頭のクワッドアクセル(4回転半)では4・29点もの加点を引き出して成功させると、続く4回転ルッツでも4・76点の加点を得た。続く4回転ループは2回転に、後半の4回転ルッツは転倒して連続技にできずに大幅な減点となったが、その後に3回転ルッツー3回転半ー3回転トーループという驚異のリカバリーをみせた。

国内大会だが、演技構成点(PCS)の3項目はSPに続いて9点台も並べ、他選手を寄せ付けなかった。

2位には合計264・50点でジェイソン・ブラウン、3位は合計262・33点でカムデン・プルキネン、4位は合計260・50点でマキシム・ナウモフだった。