リズムダンス(RD)11位で愛称「あずしん」の田中梓沙(あずさ、18)西山真瑚(しんご、21)組(オリエンタルバイオ)が、フリーダンス(FD)95・54点の合計157・63点で11位となった。

西山は「準備してきたことが形として現れた部分もあったし、まだ足りてない部分も現れた試合だった。ある意味すごくいい経験になりました」と大会を総括。

一方、田中は「アイスダンスはミスはしてはいけない。ミスした部分は悔しい」と悔しさをにじませた。

結成1年目。その上、田中は昨年12月に、左手の腱(けん)を損傷し、手術明けでの出場となった。

直前まで今大会の出場を悩みながらも、2人で話し合い、出場を決定。試合を終えて、西山は「2人で一緒にステップアップできたシーズンになった」と充実感を漂わせた。

3月開幕の世界選手権(カナダ・モントリオール)の代表組は「実力がきっ抗しているための異例の措置」として「保留」となり、今大会での日本勢最上位カップルが派遣されることになっていた。

今大会の結果をもって、日本勢最上位の8位に入った小松原美里、尊組(倉敷FSC)の出場が決まった。