国際スケート連盟(ISU)のフィギュア年間表彰式「ISUスケーティング・アワード」の授賞式が11日、スイス・チューリヒで行われ、師弟同時受賞が実現した。最優秀新人賞に輝いたのは女子の吉田陽菜(18=木下アカデミー)。シニア本格参戦初年度ながらグランプリ(GP)シリーズ中国杯優勝、ファイナル銅メダル。セレモニーを兼ねた現地でのアイスショーでも大きな拍手を受けた。

最優秀コーチ賞を受けたのは、吉田を指導する浜田美栄コーチ。昨年、ジュニアのGPファイナルと世界選手権を制した島田麻央をはじめ、有望な若手を育て上げた実績が評価された。

最優秀選手(Most Valuable Skater)は昨年12月のGPファイナルを制した男子の19歳イリア・マリニン(米国)が受賞。世界選手権2連覇中の宇野昌磨(トヨタ自動車)と坂本花織(シスメックス)とともに3人の最終候補者となっていた。