世界ランキング2位の日本(早田ひな、張本美和、平野美宇)が、同19位ルクセンブルクとの初戦を3-0で制した。

団体戦要員として7月開幕のパリ五輪(オリンピック)代表候補予定選手に選出されている張本美和(世界ランク16位、15=木下グループ)は、第2試合で“45歳差対決”に臨んだ。

相手のシャリャン・ニ(同45位)は1963年生まれの60歳。祖母と孫のような年の差の対決を3-0(12-10、11-3、11-8)で制し、世界選手権デビュー戦で勝利を飾った。試合直後には「今は本当にホッとしている気持ちが大きい。試合が終わった直後も、緊張から解けないような状態で応援していました。1点(勝)取ることができてうれしいです」と喜んだ。

第1ゲーム(G)はサウスポーで、現在のトップ選手では珍しいペンホルダーの相手に苦戦。それでも9-9から強気の3球目攻撃で得点し、流れを引き寄せた。第1Gを12-10で制すと、第2Gからは多彩な引き出しを用いて圧倒した。

ニは中国の上海生まれで、83年東京大会では同国代表として女子団体、混合ダブルスの2冠。ルクセンブルク国籍を取得すると、21年東京大会までで五輪5大会に出場した。さらには58歳で臨んだ東京五輪後の同年世界選手権では、女子ダブルス銅メダルに輝いた。

還暦を迎えた世界的レジェンドとの一戦をチーム最年少15歳が制し、日本は8強で決まるパリ五輪出場権(3枠=シングルス2枠含む)へ順調に滑り出した。

◆早田ひな(日本生命)

「午前中に中国の女子がインドに3-2。世界選手権の怖さ、1試合目の難しさがあり、中国人選手でもここまでになってしまう。『同じ人間だな』と思って(苦戦も)想定して、1本目から思い切ってやりました。ここから厳しい試合が続く。(出番が)1番でも、2番でも、3番でも、役割を全うできるように頑張っていきたいです」

◆平野美宇(木下グループ)

「(早田と張本が)いい形で回してくれた。思い切ってできました。中国選手でも(初戦は)危ない。私も『そうなってもおかしくない』という気持ちで、思い切って向かっていけました」