バスケットボール女子Wリーグの富士通レッドウェーブは16日、昨季まで同チームに所属していた田中真美子さん(27)が米大リーグのドジャース大谷翔平投手(29)の妻であることが公になったことを受け、お祝いのコメントを発表した。「富士通レッドウェーブでの活躍を通じてたくさんの人に元気を与えてくれた田中真美子さんの新たな門出を心よりお祝い申し上げます。新しい人生のステージがお二人にとってより素晴らしいものでありますようお祈りいたします」。

チームはこの日、神奈川・川崎市とどろきアリーナでシャンソンとのリーグ戦に臨み、64-59で勝利。レギュラーシーズン1位通過に王手をかけた。試合後にBTテーブス監督は、元教え子の真美子さんについて「素晴らしい人。頭が良いし、人に優しい。バスケットでは責任を取る人。すごく頑張ってくれた。本当に素晴らしい人」と絶賛。その上で「大谷さん、ラッキーガイだと思います」と笑顔で祝福した。

元チームメートにあたる町田瑠唯(31)は事前に大谷との結婚を耳にしていなかったと明かし「うわさで皆さんがワーッとなっていて、本当なのかなと。昨日の夜にちゃんと名前も出て発表となったので、そこで確信した」と笑顔。さらに「すごく優しい子で愛されキャラだった。泥臭いプレーをする子で大好きな選手」と指揮官と同じく人柄をたたえ、「たまたま大谷選手と結婚という形になったと思うが、私は結婚したことにおめでとうと。幸せになってほしい」と願った。

真美子さんは東京都出身で、東京成徳大高から早大に進学。3年時の17年にユニバーシアードで銀メダルを獲得した。19年に富士通へ入社。21年8月にはアジア杯の日本代表候補に選出。23年に現役を引退した。