バドミントンのシングルスで、女子の2021、22年世界選手権覇者の山口茜(26=再春館製薬所)と男子の23年世界選手権2位の奈良岡功大(22=IMG)が18日までにパリ五輪出場を確実にした。山口は3大会連続、奈良岡は初出場となる。桃田賢斗(NTT東日本)の出場は絶望。

ダブルスは混合の東京五輪3位、渡辺勇大、東野有紗組(BIPROGY)の2大会連続出場、女子の志田千陽、松山奈未組(再春館製薬所)と男子の保木卓朗、小林優吾組(トナミ運輸)の初出場が確実になった。

五輪には各国・地域から各種目最大2人、2組が出場できる。17日に全英オープンが終了し、いずれの選手、ペアも今後の対象の国際大会を欠場したとしても出場条件を満たす見込み。4月30日付の五輪予選ランキングで最終確定する。

◆バドミントンのパリ五輪代表選考 世界連盟が発表する4月30日付の五輪予選ランキングに基づく。各国・地域の出場枠は各種目最大「2」。最大枠を得るにはシングルスで同ランキング16位以内に2人、ダブルスは8位以内に2組入る必要がある。枠は選手に与えられる。ランキングは昨年5月から1年間の国際大会で高ポイントを獲得した10大会の合計による。世界選手権優勝で1万3000点、ワールドツアーで格付けの高い全英オープン制覇などで1万2000点を獲得する。