国内で初開催となる電気自動車(EV)の世界シリーズ「フォーミュラE」東京大会を翌日に控えた29日、ジェフ・ドッズ最高経営責任者(CEO)が取材に応じ「出来上がったコースを見て感極まった。これまでで、最も胸躍るレースになる」と熱戦を期待した。

レースは東京都江東区のビッグサイト周辺に設けられた1周約2・6キロの特設サーキットで実施され、コースの半分近くを公道が占める。チケットは既に完売となるなど盛況で、ドッズCEOは「日本のファンはテクノロジーなどの知識が豊富で、熱意を持ってレースを見てくれる。フォーミュラEにとって、うってつけの市場」と、東京での開催実現を喜んだ。

この日はフリー走行が行われ、日本の自動車メーカーで唯一参戦する日産など11チーム、22台のマシンが30日の予選、決勝へ向けてのテストにいそしんだ。