卓球女子で21年東京五輪(オリンピック)混合ダブルス金メダルの伊藤美誠(23)が、Tリーグの日本生命レッドエルフとの契約満了となった。

14日、所属するスターツが発表。今夏のパリ五輪出場は逃したが、今後は国際大会を主戦場とし、新たな目標である世界ランキング1位を目指していく。

日本生命に在籍した2シーズンでは通算22試合に出場し、18勝で勝率8割1分8厘。日本生命は感謝とともに「新しい目標を立てられた伊藤美誠選手の益々のご活躍を弊社としては変わらず願っております」とコメントした。

伊藤のコメントは以下の通り。

パリ五輪の国内選考基準が決まり、Tリーグに参戦するかどうか考えていた時に村上総監督からお話を頂きました。とても悩みましたが、監督の熱い気持ちとTリーグの勝利ポイントが最後重要になると思い、参戦を決断しました。

2シーズン、国際大会や選考会の合間にボールもルールも異なる試合に出場するというタフなスケジュールの連続でしたが、ダブルスペアの早田選手をはじめチームメンバーの人柄にとても助けられ、疲れていてもチームに合流すると頑張ろうという気持ちが湧いてきました。

「出場してくれてありがとう」という気持ちが伝わってきて、私自身とてもうれしかったです。

苦しい経験もたくさんありましたが、皆のおかげで頑張ることができ、日本生命レッドエルフの一員として戦えてうれしい! 楽しい! という気持ちの方が大きくなっていきました。

これからは、新しく立てた目標を達成するため、国際大会にたくさん出場してどんどん上を目指して頑張っていきます。

最後に、一緒に戦ってくださった、選手やスタッフの皆さんをはじめ関係者の皆さま、スポンサーの方々には大変お世話になりました。そしてたくさんの応援、声援をくださったファンの皆さん、ありがとうございました。

日本生命レッドエルフでの2年間、とてもとても楽しかったです!!