【重慶=阿部健吾】ショートプログラム(SP)5位の渡辺倫果(22=三和建装/法政大)はフリー6位の127・87点、合計196・95点で総合5位となり、2季ぶり2度目のGPファイナル(12月5~8日、フランス・グルノーブル)進出には届かなかった。「すごく悔しさが残る大会だった。ノーミスしたかった」と肩を落とした。
冒頭で大技トリプルアクセル(3回転半)に挑み、4分の1回転不足ながら何とか着氷。前半は冷静にジャンプを降りていった。ただ、後半に入ると、3回転ルッツ、3回転ループで転倒。3回転半を含めて、全ての技をミスなく通す練習はできていなかったといい「アクセルを降りた後も落ち着いて最後までやり抜くイメージは持っていたけれど、体力が途中で尽きてしまった」と省みた。
今季序盤は東京夏季、ロンバルディア杯(イタリア)、東京選手権と実戦を重ね、SP、フリーで計3本の3回転半を組み込む構成に挑んでいた。10月中旬のGPシリーズ第1戦スケートアメリカでは3回転半を封印したが、中国杯ではフリーで投入。「アクセルを決められたのは今後につながると思う」と収穫もあった。
約1カ月後には、全日本選手権(12月19~22日、大阪)に臨む。「アクセルをショート、フリーで1本ずつ入れることを目標にしてやっていければ」と思い描いた。
同シリーズは10~11月にかけて6週連続で6大会が行われ、各選手(組)最大2大会への出場が可能。順位に応じたポイントの合計で競い、上位6人(組)がファイナルに出場できる。これまで女子の日本勢の最多出場は3人だったが、今季は史上最多の5人が出場する。
◆女子のGPファイナル進出者
<30点>坂本花織(24=シスメックス)
<30点>アンバー・グレン(25=米国)
<28点>樋口新葉(23=ノエビア)
<26点>吉田陽菜(19=木下アカデミー)
<26点>千葉百音(19=木下アカデミー)
<26点>松生理乃(20=中京大)


