アテネ五輪女子マラソンの金メダリストで、左脚付け根のけがで北京五輪を欠場して以降レースに復帰できていない野口みずき(シスメックス)が23日、北海道士別市で陸上教室に参加し「今は20キロを走ったり、とにかくベースづくりをしている」と現状を説明した。

 指導する藤田信之監督は「走るペースはアップしているが、レースに出るための練習まではやっていない」と話し、復帰のずれ込みに気をもんでいる様子。野口は「ロンドン五輪で夢を与えられるように、あきらめずに頑張りたい」と前向きに語った。