仙台市出身の卓球女子の福原愛(22=ANA)が25日、フォルクスワーゲン杯の行われた中国・広州から帰国し、大会3位の賞金1万2500ドル(約100万円)を被災地へ全額寄付することを表明した。11日の大震災を広州で知った福原は「その1週間前に帰省していたばかり。信じられなかったし、信じたくなかった。海外にいて、何もできないもどかしさを感じた」と悲痛な思いを口にした。スポンサーの協力を得て栄養補助食品約6万食、靴下2400足、紙皿1万2500枚などを調達。10トントラックで近日中にも被災地へ輸送するという。