日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長は16日、日本体協とJOCの創立100周年記念レセプションで、2020年夏季五輪に、東京を国内立候補都市として正式に決定したことを表明した。東京都は、前日の15日、JOCに正式立候補の文書を提出。それを受けての表明となった。竹田会長は「64年の東京五輪は、戦後の復興を果たした姿を、全世界に発信することができた。今日本は、東日本大震災からの復興を果たさなければならない。2020年五輪を、復興のシンボルとしたいと考えている」と宣言した。

 石原慎太郎都知事は乾杯のあいさつの中で「多くを語りません。闘いに挑む限りは勝たないと意味がない。東京都とJOCは車の両輪みたいなもの。東京都は汗かいて、血みどろになって金と施設をつくるから、JOCはとにかく闘って勝ってこい。頑張れよな!」と決意表明した。