<体操:国際ジュニア競技大会>◇24日◇横浜文化体育館◇男女個人総合◇出場10カ国(男子17人、女子12人)◇日刊スポーツ新聞社ほか主催

 男子は日本期待の野々村笙吾(しょうご、18=市立船橋高3年)が87・000で初優勝した。女子はアレクシス・プリースマン(14=米国)が55・700で制し、日本人は内山由綺(13=町田市立南中2年)の5位、50・700が最高だった。最終日の25日は男女種目別を行う。

 10月の世界選手権東京大会日本代表補欠の野々村が、来年のロンドン五輪代表入りに1歩前進した。2年前のアジアジュニア以来の国際舞台でのVに笑みがこぼれた。しかし、床での着地ミスに「優勝はうれしいが、失敗は悔しい。止めようとしすぎて手をついてしまった」と反省も忘れない。154センチ、53キロと小柄だが、6月のNHK杯で個人総合7位となり、高校生では23年ぶりの代表入り。「世界選手権はいつでも出られるよう準備しておく」と話した。