世界反ドーピング機関(WADA)は19日、ブラジルのリオデジャネイロの研究所で、一部の検査を6カ月間禁止すると発表した。昨年、ブラジルのビーチバレー選手が禁止薬物のテストステロンに陽性反応を示したと誤って判定したため。

 禁止されるのは同位体比質量分析(IRMS)という検査で、それ以外の検査は引き続き行う。この研究所はブラジル国内では唯一のWADA公認検査機関。WADAは声明で「検査を禁止している期間に、リオの研究所のIRMS検査について評価をやり直す」としている。