<テニス:ウィンブルドン選手権>◇第2日◇25日◇ロンドン・オールイングランド・クラブ

 世界11位の錦織圭(23=日清食品)が、日本男子として95年松岡修造以来、戦後2人目の8強入りに向け、最高のスタートを切った。同110位のマシュー・エブデン(オーストラリア)に6-2、6-4、6-3のストレートで快勝した。

 エブデンとは、昨年の全豪2回戦で対戦し、最初の2セットを奪われる大苦戦。逆転勝ちしたとはいえ、今対戦前も「厳しい初戦になる」と警戒していた。しかし、この1年半で、実力の差は歴然と開いた。「本当にプレーが良かった」と言う錦織が、負ける要素さえ見あたらなかった。