宏実は“晴れ女”なんです-。今年で4回目を迎えた「東京スポーツタウン2014」が29日、参拝客や外国人観光客らでにぎわう東京・台東区の浅草寺で開催された。

 4年前に浅草寺では初のスポーツイベントとして誕生。サッカー、ラグビー、テニス、フェンシングなどの特設会場が各所に設置され、各競技の代表選手らがデモンストレーションや一般の体験参加者への手ほどきをした。

 ウエイトリフティングの12年ロンドン五輪女子48キロ級銀メダリストの三宅宏実(29=いちご)は、昨年に続き父義行氏(69、68年メキシコ五輪フェザー級銅メダリスト)とともに参加。セレモニー開始の正午は大雨に見舞われたが、ウエイトリフティング教室が開かれるころにはピタリと雨がやんだ。

 「2年連続で仏様の前でのイベントに呼んでいただき、ありがたいです。ここは世界各国の言葉が飛び交う観光スポット。2020年東京五輪の効果を考えると、外国の方にも日本の文化と、今日はスポーツも楽しんでいただけたら」と三宅。一般の体験参加者に競技を手ほどきして交流するなど、来月2日からの福島・郡山合宿を前に、英気を養っていた。