柔道の日本代表が30日、世界選手権(パリ)から帰国した。7階級で金メダル2つと不本意な成績に終わった男子の篠原信一監督(38)は、9月23日にパリで予定されている日仏親善大会に、今回と同じ代表選手を招集する意向を明かした。「誰を出すかは強化委員会で決まるが、代表の中から出したい」。女子も代表が派遣される見通しとなった。フランスも代表選手を出場させる方針といい、「リベンジの舞台になるか?」と問われた篠原監督は「そうなるでしょうね」と、金メダルを逃した選手たちに奮起を期待した。東日本大震災の復興支援の一環として行われる今大会。屈辱の世界選手権と同じ地で、「柔道ニッポン」も復活なるか注目される。