2連勝同士の対決を制して、日本が5年ぶりの優勝を果たした。

前半3分にラインアウトからモールを組んで、押し込んで先制トライ。同9分には米国の倒れ込みの反則から得たペナルティーから、SO田村がPGを決めた。同12分には、自陣10メートルライン付近から右に展開し、大外でボールを受け取ったWTB松島が、内側にサポートに来たWTB福岡にパス。米国選手と1対1となった福岡が、巧みなステップと自慢のスピードで抜き去ってトライを奪った。前半の序盤で17-0と米国を突き放した。

しかしその後は、ノックオンなどのミスを連発。ボールを保持するのに苦しみ、米国の反撃を受けた。前半18分に初トライを許すと、同31分にPGを献上。同39分にSO田村がPGを決めたが、同40分にも自陣で反則を犯しPGを決められた。前半は20-13で折り返した。

流れを作りたい日本は後半4分に、敵陣でのラインアウトから連続攻撃を仕掛けた。何度も密集を作りFWでトライを取り切れなかったが、敵陣5メートルライン中央の密集から左に展開。SH流からパスを受けたSO田村が、内側に走り込んできたFB山中にパスしてトライ。同15分には自陣22メートルラインからWTB福岡、FB山中、SH流、フッカーの堀江、フランカーのリーチと、約70メートルをつなぎきってトライ。後半序盤で34-13と突き放すのに成功した。その後は米国に1トライを奪われたが守りきった。