8月31日に開幕する関西大学ラグビーA(1部)リーグの記者会見が26日、「関西ラグビー発祥の地」とされる京都・下鴨神社(京都市左京区)で行われた。

4連覇を目指す天理大を追うライバル校も続々と決意表明。大西健監督(69)がラストイヤーとなる京産大は、元日本代表の元木由記雄ヘッドコーチ(47)が「『大西先生を必ず胴上げする』という合言葉がある。大西先生が頑張ってこられたことを証明せなアカン。プライドでしょうね」。元日本代表伊藤鐘史(現京産大FWコーチ)の弟でロックの鐘平主将(4年)も「大西先生が今年最後というのを、選手全員が意識している」と力強く言い切った。

昨季5位で全国大学選手権出場を逃した同大は、萩井好次監督が「強みは結束力。いい時も、悪い時も彼がいるからまとまる」とWTB山本雄貴主将(4年)を信頼。昨季2位の立命大はCTB片岡涼亮主将(4年)が「大学選手権で明治に(19-50で)負けて、悔しい思いをした。今年は勝てるように、いい準備をしたい」と意気込んだ。

昨季天理大が全国大学選手権で準優勝し、今季の同選手権出場枠は3から4に増えた。開幕節は8月31日に大阪・鶴見緑地で摂南大-同大、大体大-天理大。9月1日に京都・宝が池で立命大-近大、京産大-関学大が行われる。