史上初の決勝トーナメント進出を目指す日本代表(世界ランク10位)が30-10でロシア代表(世界ランク20位)を下し、開幕戦を白星で飾った。

試合開始からノックオンを重ねるなどミスを連発。前半5分に相手キックをFBウィリアム・トゥポウ(29=コカ・コーラ)がノックオンし、こぼれ球を相手11番に拾われて先制トライを許した。それでも同12分と前半終了間際にWTB松島幸太朗(26=サントリー)がトライを奪い、逆転で前半を折り返した。

後半に入り落ち着きを取り戻した日本は、開始早々にSO田村優(31=キヤノン)のPGで得点し、フランカーのピーター・ラブスカフニ(30=クボタ)のトライなどで得点を重ねた。4トライ以上でもらえるボーナスポイントまで、あと1トライの状況の中、後半29分にFB松島が自身3つ目のトライを奪った。勝利の4点にボーナスポイント1点を加えて、勝ち点を5とした。

3トライを挙げた松島は試合後「トライはみんなで挙げたもの。チームとしてプレーできた」と胸を張った。

次戦は28日に世界ランク1位のアイルランドと対戦する。松島は「60分間苦しんだので、そこを修正して次に臨みたい」と次戦をにらんだ。