ラグビーのワールドカップ(W杯)を中継した英民放ITVは2日、解説陣が最も印象に残った場面を挙げ、2003年大会でイングランド優勝の立役者となったウィルキンソン氏は岩手県釜石市で台風19号により試合が中止となったカナダの選手が、ボランティア活動したことを「ラグビーの素晴らしさを象徴する感動的な話」と称賛した。

元イングランド代表監督のウッドワード氏は南アフリカの選手が、試合中にボールを渡すスタッフにおじぎをしたシーンに「日本という国が選手をリスペクトし、選手もそれに応えた」とコメント。同じく03年W杯優勝メンバーのダラリオ氏は、日本-スコットランドを挙げ「悲劇的な台風の翌日で、何か見えない力が日本を後押ししたような勝利だった」と述べた。(共同)