【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)2月28日(日本時間1日)=前田祐輔】今秋ドラフトの目玉、最速154キロ右腕の早大・大石達也投手(3年=福岡大大濠)が、進路を国内プロ一本に絞った。米国キャンプ中の大石は高い身体能力から投打二刀流に挑戦中で、1日(同2日)のオープン戦初戦は「7番中堅」で野手デビューする。大石は「将来的には(米国に)行きたい気持ちはあるけど、最初は日本でやりたい」と迷わず言い切った。

 もともと国内志向が強かったが、米国に来ても気持ちの変化はなかった。硬めのマウンドなども合わないとし「こっちに来てから満足できる投球ができていない」と課題に挙げる。

 この日は、斎藤らとは離れ野手メニューをこなした。本職の投手では2日(同3日)のUCLA戦に先発予定。メジャースカウトからも熱い注目を浴びる逸材だが、心は1つ。すでに地元ソフトバンクや阪神などが1位候補にリストアップしており、今後は国内球団の争奪戦になる。