帝京は守りのミスが響いて4強を前に姿を消した。これで5年連続して甲子園を逃したことになる。

 1点を追う4回、遊撃手が捕球ミス、併殺を焦った一塁手も悪送球して2失点。なおも犠飛で計3点を失い、12安打しての猛追も1点届かなかった。前田三夫監督(67)は「ミスが出ると野球が狂う。打線は調整通りによく打ったんだが」。無念の表情を浮かべるばかりだった。