阪神門別啓人投手(19)が、今季初先発でプロ初黒星を喫した。巨人戦では初めての先発で、いきなり“洗礼”を浴びた。初回から2死一、二塁を背負うと、プロ18年目の5番坂本に先制の左前適時打を浴びた。この一打を皮切りに、長野、小林、門脇にも連打を浴びて4失点。2回には4番岡本和にも左翼への2ランを被弾。3回6失点で降板した。

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阪神門別の地元、日高町も今年は熱の入り方が違う。任意団体「門別啓人後援会」が地元有志により発足。ちょうど1カ月前の4月3日に入会受け付けを始めると、初日に50件もの申し込みがあり、160件に達した。口コミとチラシ程度の募集だったので会員は町内の人ばかり。知人はもちろんのこと、高齢のファンや出身チームの選手ら幅広い人が入会を希望してきた。「想像以上で驚きました。地元の皆さんの期待が相当高いと感じます」と関係者。後援会発足の目的は野球の普及、次世代の人材育成も含む。活躍が、地元に与える影響は小さくない。