甲子園球場で32校が出場して開幕し、史上3校目の春連覇に挑む智弁学園(奈良)と、履正社(大阪)呉(広島)が2回戦に進んだ。

 智弁学園は序盤から得点を積み重ね、エース松本が熊本工を3安打に抑えて9-0で完封した。

 昨秋の明治神宮大会覇者の履正社は同点とされた直後の9回、6長短打を集めて7点を奪い、12-5で日大三(東京)を下した。履正社は春通算10勝目で、大阪勢としては190勝目。

 春夏通じて初出場の呉は延長12回、失策などで2点を勝ち越し、至学館(愛知)に6-5で競り勝った。

 開会式では前回優勝校の智弁学園を先頭に南から北の順に行進。昨夏に全国制覇した作新学院(栃木)の添田主将が選手宣誓した。