日本学生野球協会は12日、都内で審査室会議を開き、高校12件の処分を決めた。部員の部内暴力などがあった東海大望洋(千葉)野球部は、3月13日から3カ月間の対外試合禁止処分となった。2年生部員7人が練習態度のおろそかな1年生部員9人に対し、昨年6月から6カ月間、計8回の暴力を伴う指導を行っていた。

 対外試合禁止処分を受けた高校は以下の通り。▽沼津工(静岡)2月23日~3月22日=部員の窃盗、喫煙▽松浦(長崎)3月4日~5月3日=部員の部内暴力▽海洋(茨城)3月2日~6月1日=部員の部内暴力、金銭強要▽南部(和歌山)3月6日~4月5日=部員の部内いじめ▽金谷(静岡)4月5日~5月4日=部員の喫煙。

 このほか、指導者の謹慎処分を受けた高校は以下の通り。▽秋田北鷹(秋田)部長、2月18日~3月17日=部長の部内暴力▽東海大五(福岡)コーチ、2月27日~5月26日=コーチの部内暴力▽一関学院(岩手)監督、3月2日~4月1日=監督の部内暴力▽精華(大阪)監督、3月2日~4月1日=監督の部内暴力▽呉港(広島)コーチ、3月26日~6月25日=コーチの部内暴力▽遠江総合(静岡)前監督、2月13日~5月12日=前監督の不適切行為、規定違反、部内暴力。