今春の選抜高校野球(3月21日から、甲子園)21世紀枠候補の北海学園札幌が7日、北海道神宮で初詣でを行い「センバツ出場」を祈願した。チームは14日ぶりの全体練習をこの日から再開。ナインは学校から北海道神宮までの約6キロをランニングして午前10時すぎに到着した。

 「センバツに出られますように」「夏の甲子園も」など、それぞれが思いを込めて祈願した後、“運試し”のおみくじを畑恭平主将(2年)が引くと、何と「大吉」。歓声と笑顔がナインに広がった。畑主将は「おみくじは何度か引いたことがあるけど、大吉は初めてです。神様を味方につけられた」と喜びを語った。

 北海学園札幌は昨秋の全道新人戦で準優勝。生徒が自発的に発展途上国の子どもに学用品を送る活動を続けている、地域との密着度が強いなどの理由で、21世紀枠候補9校のうちの1つに選ばれた。今月23日に同枠代表の3校が決まる。

 エースの鍵政祥太(2年)は「僕はセンバツと夏の甲子園両方出られるようにお願いした。おみくじも幸先がいいし、期待しています」と目を輝かせた。【本郷昌幸】