主に経済関連のニュースを報じる通信社ブルームバーグ電子版は21日、米メディアでは初めて花巻東(岩手)菊池雄星投手(3年)の話題を報じた。「彼の速球はすでに(左腕では)メジャーでも剛腕の1人に入る」と関心を寄せた。カブスのマクレイス・スカウトは「もし彼にその気持ちがあるなら、意思表明すべきです。日本のドラフトは2カ月後に迫っているし、もう時間だ」と進路表明を待ち切れないとした。ドラフトを拒否して直接海外挑戦した選手に対し、日本に戻ってもプロで数年間プレーできない(高校生は3年)取り決めが導入。ジャイアンツのコックス環太平洋スカウト部長も「日本ではデリケートな問題」と、公式表明まで静観する方針。一方で「新たにリストに入れた」と最速148キロのスーパー1年生伊藤拓郎(帝京)などのマークを続ける。