今月27日、世界中が注目するロンドン五輪が開幕する。高校野球でも、水泳の北島康介(29=日本コカ・コーラ)、陸上のディーン元気(20=早大3年)らメダルが期待される選手の母校にスポットを当てた。
水泳の平泳ぎでオリンピック3大会連続金メダル獲得を目指す北島康介の母校、本郷(東東京)は小学生時代に水泳で体を鍛えた三遊間を守る1、2番コンビがチームを引っ張りベスト16を狙う。
昨夏も1番打者を務めた兼杉太悠遊撃手(3年)は167センチながら64キロと筋肉質で厚い胸板の体と高い身体能力を誇る。この肉体の源を作ったのは小学生の時に6年間続けた水泳だ。北島と同じ平泳ぎが得意で小4まではサッカーチームでも活躍したが、両立が厳しくなり野球の道を選んだ。「水泳はすべての基礎。体格がよくなり体力もついた」と胸を張る。選球眼にも優れ三振が少なく盗塁もうまい切り込み隊長だ。
コンビを組む、2番新中大地三塁手(3年)も小6まで水泳教室に通った。「今でも中長距離を速く、楽に走れる」と水泳で鍛えた体力に自信を持つ。小技も得意で兼杉を進塁させ、あわよくば打点を狙う。チーム一の元気者で声も大きい。2人は普段から一緒に下校する仲で息はぴったり。攻、守で流れを引き寄せ、勝利に貢献する。
五輪を控えた北島には、兼杉が「自慢のすごい先輩です。有言実行で金メダルを取ってきたので、もう1回」と言えば、新中も「金を期待してるし、取れると思う」と、さらなる偉業を心待ちにしている。
チームは昨年以上に選手層が厚く上位進出のチャンスだ。2人は4回戦で対戦が予想される「国士舘に勝って16強に進出する」と、力強く宣言した。【茶木哲】


