【ピッツバーグ(米ペンシルベニア州)17日(日本時間18日)=千葉修宏】開幕から打撃不振が続いていたパイレーツ岩村明憲内野手(31)が戦力外通告を受け、メジャー40人枠から外された。08年ドラフト1巡目(全体2位)のアルバレス三塁手がメジャー昇格にともなう措置で、今後、球団は10日間でトレードを模索。移籍先がない場合は、傘下3Aインディアナポリスに合流する見込みだ。同じく不振でアストロズを退団した松井稼頭央に続き、日本選手が試練を迎えた。
アルバレスが球場内の会議室で華やかな昇格会見を行っていたころ、岩村は監督室でハンティントンGMから戦力外を告げられた。その後、落ち着いた表情でロッカー整理。「覚悟はできていたから。こういう結果を招いてしまったのは、数字を残せなかった自分のせい。よくあることだから」とサバサバと話した。
今季は54試合で打率1割8分2厘、2本塁打、9打点。5月31日にレギュラー落ちを通告された後は代打出場がほとんどだった。ハンティントンGMによると、今後10日間でトレード先を探して成立しない場合、岩村を3Aインディアナポリスに配属するという。同GMは「他球団でメジャーに残れるなら、それに越したことはない。ただ、ダメならウチの3Aで毎日プレーする。打撃の調子も、俊敏性もメジャーのレベルに戻るだろう」と説明した。
岩村の今季年俸は野手最高の485万ドル(約4億3650万円)で、高額年俸がネックとなりトレード成立は難しい。3Aで本来の調子が戻れば、メジャーでケガ人が出た場合の“保険”となり、降格後もトレードしやすいという、球団の思惑がある。
岩村は3A行きについて「野球をしたいことはしたい。間隔を空けたくない。ただ(再昇格できても)このチームでの自分は先が見づらい。しばらくはちょっと考えたいですね」と戸惑いを隠さない。それでも「こういうことをプラスに変えていかないと。野球ができれば、どこでもいいかなと思っている自分もいる」と強い気持ちを示した。




