ヤンキースのアレックス・ロドリゲス内野手(38)が開き直った!?

 大リーグ機構から薬物規定違反で出場停止処分を受けながら出場続行中。強烈なブーイングを浴びた本拠地初戦から一夜明けた10日(日本時間11日)、「ファンは素晴らしい。力を与えてもらったし、思っていたよりもずっと反応が良く、忘れられない日になった。感情を抑えるのが大変だった」と振り返った。

 前日は一言も発せず、試合後は報道陣から逃げるように退散した。しかし、この日は試合前にクラブハウスに堂々と姿を現して「街を歩いていても、自分に向かって何かを叫ぶ人たちが何人もいた。みんなの愛を感じたよ。ニューヨークは最高だね」と話した。

 ここまで4試合に出場し15打数3安打。タイガース戦では股関節の手術から復帰後初めて欠場した。「14年間メジャーでプレーし、歓声もブーイングも受けてきた。どちらか一方だけということはない。(ホワイトソックスの本拠地)シカゴでだって歓声はあったし、ボストンでも歓声はあるだろう」。だが、宿敵レッドソックスのファンからの集中砲火を覚悟してか「いや、ボストンではないかな」と笑った。(ニューヨーク=水次祥子)