米大リーグのレンジャーズを自由契約になっていた藤川球児投手(34)が1日、四国アイランドリーグ(IL)plusの高知に移籍することを電撃発表した。当初は日本球界復帰なら古巣阪神でのプレーが有力視されていたが、この日午前に断りの連絡を入れた。

 阪神坂井信也オーナー(67=電鉄本社会長)は藤川が復帰とならなかったことについて「そりゃあ、残念ですけども。なかなか真意が伝わらなかった気がしますけど、それは仕方がないね」と話した。功労者としての復帰を望んでいただけに無念さをにじませた。高野球団本部長はこの日の朝、藤川から連絡を受けたことを明かし「状況調査をして、本人ともコンタクトをとっていたんですが、入団という合意にはなりませんでした。残念です」。水面下で条件提示も行っていたが、合意には至らなかったと説明した。