左肩腱板(けんばん)炎症から復活を目指すドラフト1位候補、駒大・今永昇太投手(4年=北筑)が、延長12回から3番手で登板し、1回1安打1三振で無失点に抑えた。

 今春のリーグ戦は登板なしに終わり、神宮での登板は昨年11月の明治神宮大会以来だった。最速は147キロをマーク。2四球を出すなど制球に苦しむ場面もあったが、要所を締めた。

 「下級生の2人がサヨナラの緊張感がある中でつないでくれて、4年生の自分がきっちり結果で示したかった。ピンチの場面で力任せになったのは反省材料。ケガする前の自分は捨てて、新しい自分をつくるという気持ちで日々取り組んできました」と話した。