ヤクルト雄平外野手(31)が、サヨナラ打でリーグ優勝を決めた。

 1-1で迎えた延長11回裏2死一、三塁。阪神能見の投じた内角球を右翼線に運んだ(記録は右安)。ベンチから飛び出したチームメートから手荒い朱九九を受けた。

 打席に向かう途中、打てば優勝の意識はあったものの「打った瞬間は頭の中は真っ白でした。走っている途中で優勝だ、と気付いた」と興奮気味に話した。

 試合後、真中監督や山田、石川とともに優勝会見に呼ばれた雄平は「決めるぞという気持ちが強すぎると、だめなので、無心で打ちました」と、じわじわとこみ上げてくる優勝の味をかみ締めている様子だった。