名球会入りした「レジェンド」も入れば、1軍の舞台に立つことなく去る人も…。2015年も多くの選手が球界に別れを告げた。第2の人生にスポットを当てた「さよならプロ野球」。
さよならプロ野球2015ウエブ版
鉾田一から04年ドラフト7巡目で巨人に入団した東野峻はDenaの打撃投手として再スタートを切る。12年のシーズン後にオリックスにトレード移籍。15年はトライアウトを経てDeNAに入団。プロ通算124試合に登板し32勝30敗。防御率3・43。186センチ、89キロ、右投げ右打ち。
七十七銀行から10年ドラフト3位でロッテに入団した小林敦は、スカウトに就任する。1年目に9試合、1勝5敗、防御率5・80。2年目に右肩手術。1軍復帰はかなわず、引退。178センチ、85キロ。右投げ右打ち。
05年大学・社会人ドラフト5巡目でオリックスに入団した中山慎也は、古巣のJR東海で野球を続ける。1年目の4月に中継ぎでプロ初登板。10年間の通算成績は178試合、18勝32敗17ホールド1セーブ。182センチ、82キロ。左投げ左打ち。
02年ドラフト自由枠で巨人入団した木佐貫洋は巨人のスカウトとして再出発する。03年10勝挙げ新人王獲得。10年にオリックス移籍。13年にトレードで日本ハム移籍。プロ通算215試合62勝72敗10セーブ、防御率3・76。186センチ、84キロ。右投げ右打ち。
屈指の本格右腕として愛知・東邦から99年ドラフト1位で中日入りした朝倉健太は編成担当に転身する。06年に13勝をマークするなど、4度の2桁勝利を含む通算65勝。通算成績は235試合に登板し、計1139回1/3を投げて防御率4・12。186センチ、94キロ。右投げ右打ち。
04年ドラフト6位で広島に入団した梅津智弘は1軍サブマネジャーに転身する。08年には64試合21ホールド、防御率2・62の成績を残した。現役最終戦となった今季の登板では、配送の関係でユニホームが間に合わず、レイの「12」を借りた。191センチ、91キロ、右投げ右打ち。
05年高校生ドラフト1巡目で遊学館から入団した鈴木将光は鍼灸(しんきゅう)師を目指す。7年目の12年に1軍初昇格。初打席初安打を記録し、翌13年のWBC日本代表強化試合では内海(巨人)から本塁打を放った。通算6試合出場、11打数2安打。182センチ、85キロ。右投げ右打ち。
12年育成ドラフト4位でソフトバンク入りした宮崎駿は大阪府警での警察官を目指す。ジブリで世界に知られる有名映画監督と同姓同名で話題を集めた。楽天のエース則本と大学時代(三重中京大)の同級生。175センチ、70キロ。右投げ左打ち。血液型B。
立命大を経て、09年ドラフト2位で阪神に入団した藤原正典は大学職員への転職を目指す。1軍通算58試合で1勝0敗、4ホールド、防御率3・12。182センチ、83キロ。左投げ左打ち。
07年大学・社会人ドラフト1巡目で西武に入団した平野将光は副寮長兼育成担当のポストに就いた。1軍通算成績は60試合、6勝13敗1セーブ、防御率5・13。186センチ、88キロ。右投げ右打ち。
04年ドラフト自由枠で巨人に入団した野間口貴彦は巨人球団業務に。05年5月1日広島戦で5回コールドながら初登板初完投勝利。13年9月に右肘を手術し、同年11月から今年3月まで育成契約だった。183センチ、90キロ。右投げ右打ち。
10年ドラフト5位で楽天に入団した勧野甲輝は九州三菱自動車の正社員とり、午前中は野球の練習、午後からは車の営業員として働く。14年からソフトバンクでプレー。今季2軍成績は28試合、打率2割1分5厘、1本塁打、3打点。二塁、三塁を守った。182センチ、89キロ。右投げ右打ち。