情報戦でもソフトバンクに勝つ! オリックスが今季から1軍選手、首脳陣を中心にタブレット機を配布することが5日、分かった。スコアラーが作成する試合用データの伝達ツールとして活用するのが主な狙い。昨季まではスコアラーが資料を完成させ次第、紙で配布していたが、今季からはタブレット端末を通じていつでもどこでも見ることが可能になる。

 球団関係者は「選手や監督、コーチ陣が資料を見たいときに見られるようになる。利便性が上がります。これまでは紙ベースでしたから」と変革に胸を張る。選手個々のタブレット端末の活用は、親会社がIT企業のソフトバンクや楽天などが先駆けて行っている。スコアラーによる資料、試合の映像や対戦成績を個々に確認できる環境を整えてきた。遅ればせながら、オリックスも情報戦で対抗。昨季5位からの巻き返しを図る。