「下投げロケット」の発射だ。変則右腕の阪神ドラフト5位青柳晃洋投手(22=帝京大)が新人合同自主トレ第3クール初日の今日17日にも、虎のルーキー一番乗りでブルペン入りする。

 16日は鳴尾浜でランニング中心の休日返上練習に参加。ここまで順調にメニューを消化し、「平面ではなく、傾斜を使って投げてみたい」と意気込んだ。その内容がキャンプ1、2軍振り分けの材料になりそうだが、「アピールになればいいですが、まずは体と相談しながら」と冷静さも忘れていない。「今回は立ち投げですが2月1日には捕手を座らせて投げたいです」。これまでのチームにいなかったタイプの「下投げロケット」がベールを脱ぐ。

 ◆下投げロケット投法 青柳は変則投法のネーミング募集を検討。本紙の阪神担当記者・梶本が考案したのが、大ヒットテレビドラマ「下町ロケット」にちなんだ「下投げロケット投法」。直球は「ロケットストレート」、スローカーブは「月面カーブ」と勝手に名付けている。